もくじ
「HSPと発達障害は区別可能なのか?」という論文の研究結果が話題になっていました。
HSPと発達障害(ASD,ADHD)には強い関連性があり、HSPではない発達障害の特性が強い人はある程度の割合で確認できるものの、逆に発達障害でないHSP者は、ほとんど確認できないということになる。
菊池哲平(2022).HSPと発達障害は区別可能なのか?
(太字は筆者)
全文は関連リンクのリンク先から読めます。
この研究結果を読んだ結果、
「神経発達症(発達障害)の診断を受けた人は、自分をHSPとみなしてはならない」
と、ガチガチに縛りすぎる必要はないのかなと思いました。
HSPの人向けの対策動画などを見てみたところ、
「これを取り入れたら、ラクになりそう」
というものがいろいろありました。
こだわりすぎず、柔軟に取り入れていきます。
今回の研究で、先行研究と違った結果が出たように、
今後また新しい研究で、この論文の内容が否定されることもあるでしょう。
「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」や、
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」も改定を重ねています。
あまり自分を一つの枠にあてはめすぎると、
変化があるたびに、混乱してしまうかもしれません。
新しい生きづらさが生まれてしまいます。
診断結果は
「自分の個性・特性・生きづらさを受け入れる材料」
「生きやすくするヒントを探す羅針盤」
と受けとめて、
いろんな意見を柔軟に取り入れていくことも大切にしたいです。